「もう時間だな。」



俺は上に向かった。



まずはA組から。



「何か質問は無いか?」



質問に答えて行った。



そして最後に俺のクラス。



いつもドキドキする。



「質問あるか?」



手を上げるのは優綺だけ。



もうこれ以上ドキドキさせんなって。



「あの…ここは…」



そう良いながら優綺は字を書く。


『好きだよ〜圭ちゃん』



何を書いてるんだ優綺は!



「ぁ?あぁそれは…も…問題をちゃんと見たらわ…分かる。」



「ありがとうございます。先生。」



俺は逃げるように教室を出る。



ぜってぇ優綺しばく!



ったく可愛すぎんだろ!



「楠木先生!ちょっと。」



そうきたのは親父の賢(マサル)。



俺は校長室に行った。