「こらー早く席つけー。」



俺は教室に入るとまず目に入るのは勿論優綺。



良かった、今日ちゃんと来てるじゃん。



「はい、委員長号令。」



それと同時に一斉に礼をする。



「じゃあ、解答用紙から配っていく、見るなよ。」



俺はプリントを配っていく。



「先生!」



「なんだ?…ゅ…新谷。」



優綺が手を上げた微妙に笑ってる。



「シャーペン落ちたんでとっても良いですか?」



「あぁ、気をつけろよ。」



絶対に楽しんでるコイツ。



「じゃあ、チャイムが鳴ったら始めろよ。」



【キンコーン…】



一斉に紙を開く。