10分後ぐらいに優綺が目を覚ました。



「優綺。大丈夫か?」



「ここ…は?」



「保健室。貧血が起こって運ばれたんだよ。」



「卒業式はっ!?」



「仕様がないだろ。」



「そんなっ…今から行くっ!」



「えっ!?大丈夫なのか!?」



「うん。薬持ってるから。」



「そうか?」



「うん。」



「じゃあ水持ってくるな?」



「ありがと…」