それから長い校長の話があった



皆怠そうに聞いてる。



【ガシャン】



【ドタッ】



パイプ椅子が倒れる音と何かが倒れる音がした。



「新谷さんだわ。」



隣で先生が囁いた。



優綺が!?



「楠木先生!担架を!」



「っはい!」



俺は東条先生と優綺を運んだ。



「軽い貧血ですね。少し休みなさい。」



司が優綺をベッドに寝かせながら言った。



「あの…僕が見てるんで先生方は式に行ってください。」



「分かりました。回復次第上に来て下さいね。」