一ヶ月があっという間に過ぎた。 優綺は無事合格した。 春からは遠距離だ。 耐えれんのか俺。 「圭ちゃん!」 優綺の言葉ではっとする。 「変じゃない!?」 姿鏡の前でくるくるまわってる。 「変じゃないよ。可愛い。」 「髪は!?」 いつもより念入りにチェックする。 「大丈夫。」 「圭ちゃんネクタイ緩んでる!」