「だからゴメンてば今度この埋め合わせはするからさ」

 「絶対に来られない用事なんだよね」

「本当今日は無理なんだ」

 「わかった」


何も言わずそう言って電話を切ったあと
15分位して呼びリンが鳴った、出てみるとケイコがそこに居た


「ケイコどうしたの」

 「デートすっぽかされちゃたから来ちゃた」

「来ちゃたて」

 「やっぱり風邪ひいてた素直に言えばいいのに」

「悪りいじゃん久しぶりのデートなのに風邪の看病とか移したりしたら」

 「彼女なんだからそういう気はつかわないの」

「ありがとう」


俺はなんだか喧嘩のことなんかどうでもよくなっていた。

もうケイコが俺にとってかけがえの無い存在でそれがなによりそれが俺にとっての真実なのだから。