ガシャン!!ガラガラ!!


自販機から缶ジュースが落ちる音が鳴った。


青年は自販機の取り出し口から温かい缶コーヒーを取り出し、女子高生に渡した。


『缶コーヒー?あんまり好きじゃないな…』


女子高生は受け取った温かい缶コーヒーを手に呟いた。


『そっか…まだ子供だから缶コーヒーは苦手か』


青年は笑いながら告げた。


『もう16だし!!子供じゃないし!!』


女子高生はムッとしながら答えた。


『いやいや、16って子供だし』


青年は笑った。


『もうっ!!』


女子高生はふて腐れた感じで缶コーヒーのフタを開け、缶コーヒーを口にした。