『哀れ?こんな世の中をまともだと思ってるあなたたち政府側のが哀れよ!!』
杏菜は強く訴えた。
『ふん、たかだか小娘が吠えやがって。お前は希来夢の人間ではないし、犯罪者でもない。ただの一般人なのだから、今すぐこの場を去れば我々も手を出さない。が、それでもこの男に手を貸すつもりならお前も希来夢の一員と見なしここで撃つ』
警察官はそう言って、拳銃を構えた。
『杏菜、逃げるんや…お前は奴らにとっては希来夢の人間だと知られてへん…逃げて…お前がEDEN-VAIODEADを目覚めさせるんや…杏菜…良いな…』
四季神時也は杏菜に耳打ちをした。