【水樹side】






「ふわぁ……」





私は、重い瞼を開けた。





「…………!」






目の前には、レオンがベットに顔を乗せて、私と手をつないだまま寝ていた。






ギュッと握られた手が、熱を帯びていく。





「……レオン?」





私はあいている左手で、レオンの肩を少し揺すった。





「……ん……」





寝呆けてる。






「レオン?」





もう一度呼ぶと、レオンが私の手を強く握ってきた。





ドキドキ……。






私の鼓動はどこまでも加速する。





いつか、爆発してしまうんじゃないか?