もう気づいたんだ。 水樹に対する感情は、段々抑えられないものになってるって。 愛が溢れだして、止まらないって。 水樹の手を握る力が強くなる。 それに返事するかのように水樹も握り返してくる。 寝てるとは思えない。 けど、寝ている。 スヤスヤと、心地よさそうに。 水樹…………。 ――――愛してる。 誰が何といおうと、 愛してるから。