「水樹……」





真っ暗な世界からポツリと声が聞こえた。






知らない、声。






「誰……?」






「……ウ……」







――――?






聞き取れない。






「誰!?」





今度は大きな声で聞いてみる。






「ネウロだよ……!」






「きゃ、いやぁぁぁぁぁぁああああ!」







いきなり男の人の顔が、目の前に現れた。