私はなんとか部屋に戻って、倒れるようにベットに寝た。 少しぼやける視界で見えるのは、深海のような色をした天井のみ。 「薔薇……」 手の甲にできた紅い薔薇のアザ。 皇家の証。 これのせいで、兄さんが殺された。 王、ネウロ。 許さない。