「徹っ!」
「何?」
「だーい好きだよ?」
「・・・

私は徹の手を
きゅっと握った。

徹は照れると
黙って真顔になる。

そんな癖を私だけが知っているのかなと
思うと嬉しくなった。

そして私たちは
1階のリビングに行った。

そこにはまだ
あのポニーテールの男がいた。