「早速質問してもいいですか?」

「おいおい。そう慌てるな。今お茶を煎れてあげるから」

そう言うと
大地さんは腕についている腕時計のようなものにむかって「研究室の奥の部屋に温かいお茶を二つ頼むよ」と言った。


誰かいるのかな?と考えていると
ドアを叩く音がした。
まだ10秒もしていない。
入ってきた女性は美しかったが私は鳥肌が立った。

「こちラになりマす」

女性の声を聞いて
驚いた。

「・・・もしかして機械にn」

「やめなさい」

と私の声を掻き消すように
大地さんは言った。


「失礼いタしマす」

バタンを扉が閉まると
大地さんはため息をついた。