「ふぅ・・乗れた乗れたっ!」
「・・・」
「・・・?徹??」
徹は真剣な顔をして
私の目をじっと見ている。
何かを考えているようだった。
徹はため息をつき、
こう言った
「聞きたいこと・・・ある?」
ドキッとした
昨日のことを思い出し、
嫌な汗がでる
聞きたいことはたくさんあった
ただ聞く勇気が湧いてこなかった
でも今聞かなければ・・・
「・・・ある」
シンッとした狭い空間が
すごく息苦しい
「徹は・・・
どうしてそんなことをされたの?大地さんって一体何者なわけ?」
しばらく沈黙が続き、
徹が重たい口を開いた