次の日の朝。

今日は、学校の日だ。

行くに全くなれなかった。

昨日と同じ服のまま
私は階段を下りた。

時計を見ると
もう昼の12時を過ぎていた。

殺風景な部屋にある
無駄に大きなテーブルの上には
500円玉がおいてあった。
今日も親はいない。
ご飯はこれでどうにかしろと
いうことなのだろう。

私は学校に「頭痛がひどいので休みます」とだけ連絡をした。

頭痛がひどいのは本当だ。

大地さんは一体何者なのか
徹はどうして実験などしたのか
これから私はどうなるのか

そんなことを

ずっと 考えていた。