「…っ!!」


徹の左眼が無い。
眼球の部分がぼっこりと
赤黒く穴が開いていた。

「あいつにやられた」

「…え、よくわからない。何これ。どうして…
どうして徹の眼が…」

あまりの衝撃に叫ぶことも
できなかった。ただ涙がたくさん溢れ出た。

「俺の今の左眼。実は、本当の俺の眼じゃないんだ」

それを聞き、
[機械人間]という言葉が浮かんできた。

「もうわかったと思うけど…」

…ゴリッ