宣言通り、さっきとは比べ物にならないほど
悠に啼かされ続けた


うつ伏せのままぐったり動けない私は
隣で悠々と紫煙を吐きだす悠を見た


「ねぇ…」

「……ん?」

「悠とやっぱり価値観合わないかも」

そう言えば、悠は眉間にしわを寄せて
私を見た

「は?」

「んー…、違うの」

「どうした?頭ぶっ飛んだままか?」

クスクス笑う悠。確かにぶっ飛んだけど
今は正気だ

「思えないの」

「だから、分かるように言えよ」

「今までみたいに『遊んでいいよ』って、悠に言えない」

「…………。」

「きっと、ホテルを出て、別れた瞬間に会いたくなる」

「…………。」

「毎日会いたいし、束縛してほしい」

「…………。」

「仕事はちゃんとしてほしいけど、私の事一瞬も忘れないでほしい」

「………綾?」

「ね?違うでしょ?」

「ま逆じゃねーか」

そう言ってタバコを灰皿に押しつけると
同じようにうつ伏せになって顔を寄せてきた

悠の汗の匂いとタバコの香りが私の心をキュンとさせる