────ガラ────





「朝倉先生!」







朝倉先生は、とてもびっくりしていた。


それは俺が、坊主になっていたから?











「俺をもう一度、野球部に入れてください!

もう一度、やりたいんです!もう投げ出したりしない。」
















朝倉先生は、すっと立ち上がると、頭を下げる俺の肩に手を置いた




「入れるもなにも………君は2年以上前から、明皇の野球部員じゃないか!」









そうして、静かに付け足した。





「一緒に頑張ろう。」









「はい!」




いつの間にか、俺は涙を流していた。