「背番号を渡すぞ~!」 朝倉先生は、 背番号のゼッケンを片手に、会議室にみんなを集合させた。 「1番、高杉…。2番、大場…。」 先輩達の名前が、次々と挙げられ、 それぞれが先生のところにゼッケンを受け取りに行く。 「………15番、安藤。」 安藤……? 確か、野球部で安藤は 俺しかいない。