私はノックもせずドアを開けた。





「先生っ!!」



先生は泣きながら抱きついた私に驚いてる。



「お…ぃ、瀬戸?どうした?」




「先生っ、私の事…まだ好き?」



「え?」



「ねぇ…好き?」



好きって言ってくれない先生に、少し不安になった。



「好きだ…でも、どうして…。」



「今まで、ごめんなさい。…疲れたなんて嘘、私にはもったいないなんて嘘…、嫌いなんて……嘘です。ずっと、言いたかった。先生…大好きです。」



「遅いんだけど。」



「え??」




「ずっと、待ってた。」



「ごめんなさい…。」



「もう、どこにも行くな。」




「…はい……」






そう言うと、先生は私にキスをした。





長い、長い、甘いキスを。