それより、私は先生に会いたい。 先生の所に戻ってまた、好きって伝えたい。 「志野先生、私先生の所に行ってもいいですか?」 「あぁ、行って来いよ。でも…戸田先生に泣かされたら、俺ん所来いよ?」 私は笑ってごまかした。 「志野先生!ありがとうございました。じゃあっ!」 夢みたい。 今、私先生に好きって伝えられるんだ…。 それだけで、私は嬉しくて泣きながら先生の部屋へ走った。