私は図書室に来るとお決まりのあのソファーに座った。
――麻美へ――
元気か?
俺は麻美が居なくて寂しいよ。
俺はまだ…これからも麻美が好きだから、いつでも戻って来い。
理由は分からないけど、
もう俺の事好きじゃないかも知れないけど、
それでも俺は麻美を待ってるから。
――戸田 明――
涙が溢れた。
久しぶりに、先生の優しさを感じた。
先生の所に戻りたい…。
志野先生なんかほっといて、先生の所に戻りたい。
でも、先生の事考えると
それは出来ないんだ。
先生。こんなに私を想ってくれて、ありがとう。
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