先生はいたって普通。 「じゃあ、今日からは詞に入りまーす。」 いつもより…少し暗いかな? いや、自意識過剰だね。 詞の内容は、切ない恋の詩。 寂しい…別れの詩。 私は瞳を閉じた。 こんな時に恋の詞なんて…。 そんな時、遠くから声がした。 「瀬戸…、ちゃんと聞いてるか?」 寂しそうに見ないでよ…。 「…すいません……。」 先生との事、思い出してたんだよ。