後ろから先生の声が聞こえる。


後ろから抱きしめられてる状態で。



「ごめん…そんな事、考えてたのか?安心しろ…あいつはただの生徒だ。好きなのは…お前、…麻美だけだよ…。それに、私なんか…なんて、言うなよ。俺はお前がいいんだから。」




私は幸せ者です。








「私も……先生がいい。」





「はははっ!お前は素直だな!俺はそういうお前も好きだな。」


そうやってすぐ恥ずかしい事を言ってしまう。



あれ?でもさっき…



「ねぇ、先生、さっきは私の事麻美って呼んでくれたのに…もう呼んでくれないの?」



「えっ!俺、瀬戸って呼んでなかった?」



「うぅん?麻美って呼んでくれた。」


「まじか///」



「どうしたの?先生、顔真っ赤。」





「俺も麻美って呼びたいけど…授業中に呼んじゃったらどーすんだよ。」



「そっか……」



「そんな顔すんなよ…名前なんて…いつだって呼んでやるよ。」












と、まぁこの話は、私の勘違いという事で…


一件落着。