なんせ一回頼んだ量じゃ足りなくて、注文を追加したからだ。



しめて3500円。



陸人先輩、ごちです。



「気良とは飲食店にはいけへんわぁ…。」



勇将先輩も苦笑いした。



流石に食べ過ぎたか…?



「んじゃ、凜ちゃんは俺が送ってくから。勇将はその胃袋ブラックホールをよろしくたのむぜ〜!」



「誰がブラックホールですか?」



陸人先輩、相当根に持ってんな…。



「ほんなら、バイクのりぃや。」



勇将先輩がヘルメットを私に被せて、長く細い指で顎紐を閉めてくれた。