「まぁ、がんばれや。」



勇将先輩が私に言って席を立った。



「あれ?勇将どこに行くの?」



「芹澤に部室に来るように言われとったやろ。」



「あ゙ぁ〜!そうだった!じゃあまたね〜お二人さん。」



二人は手を振りながら学食を去って行った。



「最近毎日あの二人とご飯食べてるね。」



「そーいえばそうかも。」



凜の言葉に今更ながら頷く。



「他の子だったら虐められてるけど、気良虐める勇気ある奴なんていないよねぇ。」



「それ、先輩にも言われた。」



「よかった。古谷先輩が理解力のある人で。」



そう言って笑った凜はなんだか怖かった。



凜は怒らせないようにしよ…。