「ぶわぁ!寒ぅ!」



勇将先輩が言う。



私達は冬の海へ来ていた。



「でも、星スゲー綺麗っす。」



「せやな。」



私達は海岸に腰を下ろした。



「一緒に入ろか?」



勇将先輩は、自分の着ていたジャケットを半分脱いだ。



私は勇将先輩に寄り添う。



「気良冷えてる。」



勇将先輩が私の腰を抱いた。



勇将先輩の温もりと、爽やかな香水の香りに包まれて私はいつになくドキドキしていた。