凜はまだ心配そうにしていたが始業のチャイムが鳴ったのでそれぞれの席に戻って行った。



そう。もう留学は間近に迫ってる。



だからこそ、今は皆と楽しく過ごそう。



私はそう考えることにした。



それより、勇将先輩にはいつ話すべきなんだろうか。



電話とかメールは、やっぱりセコいよな…。



自分の口でちゃんと話さなきゃ。



二人になる時間、あるかな…。



私はぼーっと考えながらいつの間にか授業そっちのけで爆睡していた。