私達三人はやっとのことで1時間の休憩を貰った。



「ね、今から3人で他のクラス廻ろ〜!」



凜がせがむ。



「お、いいね〜。両手に華?」



龍太郎も話に乗る。



二人があまりにキラキラした目で私の顔を見たので断ることが出来なかった。



…本当はこんな恥ずかしい姿でうろうろしたくないんだけど。



凜が私の腕を組んだ。



「さっ!行こ!」



私は仕方なく、二人と共に教室を後にした。