「気良ちゃん料理はできるの!?」



クラスの女の子が質問。



「気良はプロ並です!」



「じゃあなんか凄い特技とかは?」



更に他の子も別の質問。



「気良は卓球のラケット遊びがハンパないのっ!」



凜、流石自称三沢気良ファンクラブ会長。お勤め御苦労。



そんなこんなで、私は主に化粧と立ち振る舞いを毎日仕込まれる羽目になった。



龍太郎はというと…。



「じゃっ俺レギュラーだから〜。」




またサボりか…。



「サボタージュしたらいけないんんだ。」



「えっ?気良なに?ポタージュ?」



「ポタージュじゃなくてサボタージュ。サボるって略語なんだよ。」



何か、目茶苦茶ふざけた顔の龍太郎にパンチお見舞いしたくなってきた。