「…まじすか。」



「まじです。」



私こういうの嫌いなのに…。



「まぁ、自分の行動を悔い改めるんだな!」



龍太郎が手をヒラヒラ振って男子の集団に入っていった。



居眠りするために顔伏せた30分前の私、どうか起きろ。頼むから…。



私の願いは虚しく時間はどんどん進むのだった。



そして、テンションだだ下がりのまま昼休みを迎える。



「はぁぁぁ!?気良、ミスコンでるんか?」



勇将先輩が学食で大きい声を上げる。



「私が寝てる間に勝手に決まってたっす。」



私は肉うどんを啜りながら勇将先輩に答える。



「あれ、拒否権あんねんで?」



「私に寝ながら拒否しろとでも言いたいんすか?」



ってか、出来たらしてるし。