かなり深い眠りに就いているらしく、起きる気配がない。



どうしたものか。



そうっと退けてみようと試みるも180センチオーバーの先輩は重い。



「私、このまま勇将先輩が起きるの待ち?」



さっき車の中で寝ちゃったから、眠気はないしな…



私はどうすることも出来ず誰か来いと言わんばかりにドアに念を送った。



すると……



「おい勇将ぃー!やっぱり一応箱で置いとくぞコンドー…って、もう取り込み中?」



私の念が伝わったのか、何かを持った俊さんが現れた。



ってか、アレは何?