「だったら、早く彩ちゃんのところ行ってやれよ。」 「え?」 確かにこれから報告する予定だけど……あ。 「卒業式!!」 「散々世話になったんだから、お礼いえよー。」 「わかってるって!! じゃあ、俺いってくるから!!」 「いってらっしゃーい。」 あわてて、部屋をでる俺の背中に秋人はのんびりとしたエールをおくってくれた。