入ったのはわりと小さくておしゃれなカフェ。


「わぁっ!!可愛いっ」


「ここ、俺の姉貴がバイトしててさ、1人じゃ恥ずかしいし男同士でくるような店じゃないから。」


へぇ。
お姉さんと仲良しなんだ。
あまり想像がつかなくて笑ってしまう。



「なんだよぉ。悪いか?」

「ううん。お姉さんと仲良しなんだなって思って。アタシちもお姉ちゃんがいるから。」



自分でもびっくりするくらいすらすらと喋っていた。


「あっ。ゴメンね、なんかべらべら喋っちゃって…」



「全然。あんまり今藤と話したことないからなんか新鮮。
それより中入ろ。」




「うんっ。」