「同じクラスじゃ
ないからな。
俺も、その日は
ダチと遊ぶわ。
楽しんで来いよ。」



同窓会当日。

待ち合わせの時間まで、
マサオと一緒に過ごした。

「アカネ、
浮気するなよ?」

いつになく
真剣な表情のマサオに、
微笑んで手を振った。

「行ってきます。」

マサオは、何かを
感じていたのだろうか。

これから起きる事を、
まるで
知っているようだった。