「弟って言ったの」


「お、おとうとぉ?それって・・・無理があるよ 全然似てないし・・・」


「でも開けてくれたんだ 親切な大家さんに感謝だね?あのままだったら夏姫さん肺炎になって死んでたかもしれないよ?もしくは脱水症状で」



怖い顔になったレイ。


「だ、だって・・・」


(具合が悪くて頭が回らなかったんだもん)



「とにかく食べ終わったら薬を飲んでもう一度眠って」


食べ終わり、薬を飲むとレイに押し切られる形で夏姫はいつの間にか眠ってしまった。


眠った夏姫の熱を測るとまだ熱は38度あった。


「病院へ連れて行かなくて大丈夫かな?」


レイは夏姫が心配だった。