「夏姫さん メリークリスマス もう絶対に離さないからね」


「レイくん・・・」


レイくんの世界を聞いてあたしは早まった事をしてしまったんじゃないかと言う思いが頭を掠めた。


「何も心配する事はないよ だから今は・・・」


レイの指が夏姫の頬に触れる。


「い、今は・・・?」


「夏姫さんと愛し合いたい」


熱くて優しい眼差しを注がれて夏姫は何も考えることが出来ずただレイを見つめるしかなかった。


端整な顔が近づいて夏姫の唇に触れた。


「んっ・・・・」


レイは夏姫を抱き上げるとベッドルームへ向かった。


ゆっくりあたしをベッドの上に寝かせると、レイはあたしにかぶさり優しく抱きしめてくれた。


夏姫も手を伸ばしレイを抱きしめ返した。