そして、龍美は私の荷物と自分の荷物を抱えドアノブに手をかけて正樹さんがいる方向を振り返った…





「正樹。またサーフィンやろうな」

「ああ。もちろん」


そして、しばしの沈黙…








「…またな正樹」


龍美はニコッと正樹さんに笑顔を向けると、私の手を掴んで勢いよく部屋を出て階段をおりた‥


一階に行くと…夏莉はキッチンで夕飯を作っていて、私たちに気付くとニヤッと笑った。





「あ〜ら、お二人さん。今日は、ホテルにお泊りらしいですね……って…ちょっと!?」