ゼロの教えと、異教徒を抹殺、そしてそれに伴うキョウスケの信仰心の確立。                        
 その歪な目的がセカンドの殺意をかき立てた。                          
 電車に揺られること十数分、二つ駅の離れた町にシンドウは降りていった。                         

・・案外近くに住んでるのかな。                                 

 セカンドはシンドウの大きな背中を見失わない程度離れ、ゆっくりと歩調を合わせるように歩いていった。                                   
 駅から十分程歩くと、シンドウは割りと新しいアパートに入っていった。                          

・・ここかぁ。良い感じの所に住んでるねぇ。                           

 そのことをゼロにメールで報告すると、セカンドは近くのコンビニに行った。