ちょっとした制裁のつもりだった。                               

 ただ、か細い少女の首は三十代目前の興奮した男の力に耐えられるほど強くはなかった。                               
 鈍い音を立てて、少女の首は折れた。                              

「あれ?・・えっ?」                          

 セカンドは戸惑い、何度も少女の頬を平手で叩いた。                                   

 ただ少女は死んではなく、気絶をしていた。                           
 セカンドはそれを死んだと思い込んで尻込みをし、妙な奇声を発した。                                       
 そのとき、後退りしてトイレの入り口で尻餅をついたように座り込むセカンドは、突如背後から誰かに口を押えられた。