目を開けた時にはもぉ家で自分のベッドに横たわっていた



でも手が暖かくて


見てみたら













秋人がずっと手を握っててくれた



『大丈夫か?』


『うん...何があったのかな?』



『階段から落ちた』


『そっか』



これ以上言ったら

秋人は自分のせいにしてしまうと思った



だけど


もぉ遅かったみたいだ



『ごめん...守ってやれなくて.....』



『...秋人関係ないよ??ただすれ違いにぶつかっちゃったんだよ!!痛っ!!!』



頭がガンガンした



『大丈夫か!?』

『うん....。ねぇ秋人がここまで運んでくれたの?』

『.......うん』



『そっか!!!ありがとう』







でも

暗闇の中で先生の匂いがした事なんて


秋人には言えない



私の名前を呼んだのは
秋人じゃなくて
先生だった




確かに先生の温もりを感じたんだ....。