「よーっし、それじゃ、水族館に入っていろいろ見る前に、昼飯食うか」

「「はーいっ」」



梓と瑠夏が同時に返事した。



「じゃあ、何が食いたいか述べよ」

「うーんっとねぇ……、俺ポテト食べたいっ」

「おまっ……、それは昨日食っただろ
他に……、梓は何かないか?」

「えっ!? あたしですか!?
あたしは、瑠夏くんが食べたいものでいいですよ」

「じゃあ、ポテトにしよっ
ポテトポテトッ」

「ったく…、しゃあねぇな…
じゃあ、食べに行くか」



そして、一番近いところのファーストフード店で昼を済まし、その後水族館に入っていった。



「うわぁー……
見て見てお姉ちゃん!
すっごくキレイっ!!」

「ほんとだぁー……
……あっ!
瑠夏くん、こっちに凄い大きい魚いるよっ!」



俺は、梓と瑠夏が2人で盛り上がっているのを後ろから見ていた。


あー、梓ほんとに高1か?

瑠夏と同等になってるぞ……。

ちょっとは成長しろよ……。


そう思っていると、3時間が過ぎた。



「松崎さんっ!」



梓が話し掛けてきた。