「だ、大丈夫ですか……?」

「まぁ、高速道路通ったらすぐだから、大丈夫だろ」

「ゆうくん、早くっ!」

「はいはい
じゃあ、車に乗れよ」

「はーいっ!」



梓と瑠夏は後ろにのり、出発した。


車の中では、瑠夏がずっと梓に話し掛けていた。

たいていなの人は、だんだん嫌そうな顔になっていくのに、梓は嫌な顔ひとつせず、笑って聞いていた……――



――ドキッ


あれっ?

今一瞬動悸が早くなった……?

……まぁ、気のせいかな?



そして、しばらくして水族館の近くのコンビニに着いた。



「おーい、2人共起きろー」



梓と瑠夏は待ちくたびれて寝ていた。



「えっ………、なに……?」



梓が寝呆けてながら言った。



「さっさと目を覚ませ」

「………っ!?
す、すいませんっ!!
いつの間にか寝ちゃってっ!」

「別にいいよ
それより、瑠夏起こして」

「は、はいっ」



それで、瑠夏を起こして昼飯のことを話し初めた。