「どこ行くんだ?」

「……もう、バレたからいっか
あのさ、俺女の格好でバイトしてんだ」

「どこで?」

「昨日、2人が来たところ!!」

「「えっ……!?」」

「あの『Happiness』っていうケーキ屋
昨日来たっしょ?」

「梓……、それマジで言うてんのか……?」

「あぁ、大マジ大マジ
カツラ被ってたからねぇ〜」



や、やっぱそうだったのかー!!

こういうオチかよー!!



「それじゃー、いってきまーす」



梓は部屋を出た。



「プッ……、ハハッ!
もう我慢できへんっ!!
おもろすぎやろ…っ!!
ハハハッ!!」



龍が爆笑し始めた…。



「笑い事じゃねぇよ!!
昨日悩んで寝れなかったんだからなっ!」

「で、でも……
おもろすぎやろっ!
笑いすぎて腹痛ぇ…っ!」



こいつ……、マジムカツク(怒)



「とりあえず、頑張れ(笑)」

「どう頑張れっていうんだよ」



その後、俺は部屋で死んだように寝た。