「あー、うまかった
おおきに、梓」

「どういたしまして」

「じゃあ、俺は風呂入ってくる」

「ほーい」



龍は部屋に着替えとタオルを取りに行ってから、風呂に入った。



「梓、飯サンキューな」

「どういたしましてー」



旬はそう言って、テレビを見始めた。


俺は、食器でも洗うか。



しばらく無言が続いた。



すると……



「ふぅー、あったまった
次誰か入れば?」

「あっ、じゃあ俺入る
丁度、洗い物終わったし」



そう言って、俺は部屋にタオルと着替えを取りに行った。


暖まりたいけど、男って風呂速いよな……。

まぁ、出来るだけ速めに入るんでいっか。


そう思いながら、服を脱いで風呂に入った。



それで、俺は必死に速く身体と頭を洗った。



「旬ー、風呂出たよ」

「おぅ………っ!!!!」



旬は俺の顔を見るなり、驚いた顔をしている。



「どした、旬
俺の顔になんかついてるか?」

「いや……、ついてないけど…」

「じゃあ、なんでそんなに驚いてをだよ」



俺は、旬に顔を近付けて聞いた。