「お前んとこいつから学校だ?」

「今週の日曜に入学式ですよー」

「じゃー、それまではずっと来れるか?」

「はい!!
全然OKであります!!」

「学校始まってからは……、また今度言う」

「はーい」



やったー!!
毎日バイトができるなんて幸せ……。



「松崎さん、それじゃあ俺等帰ります」

「おう」

「梓、家どこ?」

「へっ!?
あー、ちょっと遠いかな…?
なんで?」

「1人じゃ危ないでしょ?
送ったげる」

「えっ!?
いいよいいよっ、そんなの悪いし……!!」



てか、来られると困るんですけどー!!



「女の子1人じゃ、危ないよ?」



そ、そんなこと言われても…っ!!



「大丈夫大丈夫!
こんなブサイク狙う奴いないよ!」

「(本当に鈍感だな…)」

「それに、あたし寄るとこあるし」

「……そう?」

「うん!
心配してくれてありがとう!」

「いえいえ
それじゃ、ばいばい」

「うん、ばいばーい」



ふぅ〜……。

助かった……。

家まで来られたらヤバいからね。


それじゃ、あたしも帰るか。