そして、お昼。



あぁ〜、お腹すいたなぁ〜。

だいぶ働いたし…。

杏くんがあんまり働かないから……、てか、常にぼーっとしてるし。



「松崎さん、お腹すきましたー」

「あー、もうこんな時間か…。
俺も腹減ってきたし…。
よしっ、じゃあ山本、近くのコンビニでおにぎり買ってこい」

「えぇー、何であたしなんですか?」

「お前新米だろ?」

「……分かりましたよ
何味がいいんですか?」

「俺は鮭とシーチキンとエビマヨ」

「杏くんは?」

「じゃー、松崎さんと一緒で」

「それじゃー行ってきまー「待て待て、お前金持ってないだろ?」

「はっ!!
そ、そうだった……!!」

「はい、金」



松崎さんがあたしに1000円を渡してきた。



「松崎さん、おごってくれるんですか!?」

「今日だけな」

「やったー!!
あっ、おつりでお菓子買ってもいいですか?」

「駄目だ」

「なんだよー、ケーチ」

「いいから、はよ行け」

「……いってきまーす」

「「いってらっしゃい」」