「そ、そうですか……
でも、あたし客受けがいい顔じゃないと思いますよ」

「(鈍感なのか…)
まぁ、とりあえずよろしく」

「は、はい!!」

「俺の名前は松崎祐輔(マツザキユウスケ)
20歳だ
店長は今いないから」

「店長がいないときなのに、あたしなんかがバイトしていいんですか?」

「いいんだよ
あと、もう1人バイトがいるから」

「はい」

「そういえば、あんた名前は?」

「山本梓、高1です」

「よしっ、それじゃあ、準備しながら軽く接客の説明していくから
ちゃんと、覚えていけよ」

「はい!!」



それから、準備をしながら必死で覚えた。

まあ、覚えたっていっても普通の接客ですけどね。

でも、レジの使い方には苦戦しましたよ……。

あと、商品の値段を覚えるのも……。



すると…


カランカランッ...

「おはよーございます
あれっ、見ない顔がいる」



どひゃー!!

こりゃまたまたイケメンだ!!

この店はどうなってんの!?
次から次へとイケメンが……!!



「あっ、あたし今日からバイトする事になりました、山本梓です」

「そーなんだ、よろしく
俺は藤原杏(フジワラキョウ)
高3です」

「杏、遅い」



そう言って、藤原くんの頭をバシッと叩いた。


うわっ、痛そう……。