コンコンッ...



「おーい、梓ー
1時間経ったぞー」

「……」

「おーい……、入るぞー」



ガチャッ...



こ、こいつ息できてんのか!?


梓は枕に顔を埋めて寝ていた。



「おーい、いい加減起きろよー」



俺は梓の肩を揺すった。



「うーん……、んっ……!!
しゅ、旬……」

「おっ、起きたか
もう、1時間経ったぞ」

「う、うん、わかった
も、もう、起きたから、部屋から出てくんない?」



梓は枕に顔を埋めたままいった。



「お、おう
わかったけど、そのままだと息しずらくないか?」



しかも、何か様子が変だし……。



「だ、大丈夫だから!」

「そ、そうか?」

「うん!!」

「それじゃ、今から龍起こしてくるから」

「うん」



それで、部屋から出た。


なんなんだ……、あいつ……。

マジで様子変じゃね……!?

なんか、隠し事か……!?

まぁ、それはそれでいいか。

俺も隠し事あるしな……、人のことなんて言えないしな。


とりあえず、龍を起こしに行くか。



それから、普通に3人で話して、晩飯食って寝た。


まぁ、仲良くなれて良かったと思う。

そう思いながら眠りについた。